賃貸物件の給湯器が壊れた!どこに連絡すればいいの?
賃貸物件に住んでいると、その設備が壊れることも少なくありません。ただ賃貸物件は、大家の所有物であり借りていることになります。勝手に設備を直したら良いのか、悩んでしまう方も多いでしょう。そこでこの記事では、賃貸物件の給湯器が壊れたらどうしたら良いのかを解説します。給湯器の故障の兆候もお伝えするので是非参考にしてください。
給湯器が壊れたら誰が費用を負担するの?
賃貸物件の給湯器が壊れた際は、大家が修繕費を負担するのが一般的です。
ただ、大家が負担するのは、通常の利用で故障したケースや経年劣化したケースに限定されます。故意に設備を壊すようなことがあると、入居者自身で修繕費を負担しなければなりません。
ただ、一般的に給湯器を故意に壊すようなことはないと思うので、基本的には大家負担なので心配はありません。
給湯器の寿命はどのくらい?
給湯器の寿命は、一般的に8年から10年とされています。給湯器の故障は起こり得るため、事前に設置された時期を把握しておき、「そろそろ故障するかも」などと覚悟しておくと良いでしょう。
給湯器の修理費の目安とは?
給湯器のサイズおよび修繕の内容によって修理費は異なります。
修理で対応できない場合は、取り替えとなります。取り替えとなった場合でも、故障や経年劣化が原因のケースであれば、全額大家負担です。
給湯器の修理にかかる費用の目安は、7,000円から1万7,000円程度です。取り替えとなると、数万円から数十万円程度になります。
追い焚き機能の有無や床暖房などがあると、給湯器の価格も高くなるのが一般的です。たとえば追い焚き機能がない給湯器であれば、数万円程度で取り替えられます。しかし追い焚き機能ありで床暖房機能もあると20万円以上が基本です。
こんな状態は危険?不具合の兆候を把握しよう
給湯器はいきなり壊れるのではなく、ある程度の兆候が見受けられることが一般的です。
したがって、不具合の兆候が出てきたら、大家さんや賃貸管理会社に伝えましょう。こちらでは、給湯器の不具合の兆候例を紹介します。
異音
給湯器を使う際に、異常音が聞こえるようになってきたら故障の兆候です。
内部の部品に消耗や損傷などが起きている可能性があり、いずれは故障する可能性が高いです。いつもと違う音が給湯器から聞こえてきた場合は、劣化を疑い大家さんや賃貸管理会社に連絡してください。
異臭や発煙
給湯器から変な臭いがしたり、発煙があったりする場合はすでに故障している可能性が高いです。事故に繋がる可能性も高いので、即座に仕様を中止し早急に連絡するなどして対処しましょう。
お湯の温度が安定しない
お湯の温度が暖かかったり冷たかったりなど、安定しなくなってきた場合は、給湯器としての基本性能に問題が生じているおそれがあります。
とくに、突如として熱湯が出るような状況は極めて危険です。火傷する恐れもあるので、修理してもらいましょう。
リモコンのエラー表示
給湯器のリモコンにエラー表示がある場合は、故障が始まっている可能性があります。
給湯器のリモコンのエラー表示が消えずに表示され続けたり、正常に給湯器のリモコン操作ができなかったり、電源を入れ直しても給湯器のエラーが表示されたりする場合は、リモコン自体に故障があるケース、または実際にエラーが発生しているケースが考えられます。
大家さんや賃貸管理会社に連絡し、修理業者に確認してもらいましょう。
設置から10年程度経っている
給湯器の寿命を誤って覚えている方も少なくありません。実際に20年や30年使い続けている給湯器もありますが、基本的に給湯器は10年の仕様を想定して作られているのです。
したがって、すでに寿命の10年を経過している給湯器はいつ壊れてもおかしくありません。定期的にメンテナンスおよび点検を受けて、ちょっとした故障も見逃さないでください。
賃貸の給湯器が壊れたときの対処法
実際に賃貸物件の給湯器が壊れたときの適切な対処法を紹介します。
故障状況のチェック
給湯器の状態を確認しましょう。エラーコードはでていないでしょうか。水とお湯の両方はでているでしょうか。ガスに異常がないでしょうか。水漏れはないでしょうか。追い焚き機能は使えるでしょうか。
まずはどのような故障があるかをチェックし、その状況を管理会社や大家さんに正確に伝えましょう。
取扱説明書を確認する
給湯器にエラーが表示されている場合は、取扱説明書をみることで故障原因を把握できます。
取扱説明書はネットから確認できることもあるので、メーカー名と型番などで検索してみてください。
管理会社または大家さんに連絡する
基本的に給湯器の故障は個人では対応できないため、管理会社または大家さん連絡してください。
自分で修理会社に連絡して対処してもらうのは基本的にNGです。修理会社は、管理会社または大家さんが手配してくれるので任せましょう。
まとめ
賃貸物件の給湯器が壊れた場合は、まずは状況の把握に努めましょう。さらに、状況によっては使用を即座に中止することも必要です。故障の状況が把握できたら、管理会社または大家さんに連絡し状況を説明してください。あとは、管理会社または大家さんより修理会社に依頼がされるので、対応を任せるだけです。