神戸市の子育て支援や子育てに関する補助金情報をご紹介

       

公開日:2024/02/26

子育て支援

神戸市は、都会的要素と自然のバランスが優れていることから、住みたい街ランキングの上位に長年君臨しています。交通インフラが整備されているうえに、商業施設やレジャースポットが充実しているので、ファミリー層の移住におすすめのエリアです。

そんな神戸市では、市を挙げて子育て支援に力を入れています。そこで今回は、神戸市の子育て支援の詳細についてくわしく紹介します。

保育サービス

神戸市の保育サービスについて紹介します。

保育施設

神戸市には、2024年2月現在、公立保育所が56か所、私立保育所が72か所あります。さらに、認定こども園は195園、小規模保育事業所は136か所、事業所内保育事業所は19か所、家庭的保育事業所は24か所あります。なお、公立幼稚園は32園と私立幼稚園は71園存在しています。

認定こども園とは、保護者が勤務しているかどうかに関わらず、教育や保育サービスを提供する施設のことです。神戸市内の認定こども園は、「幼保連携型」と「幼稚園型」の2種類があります。

幼保連携型とは、認可幼稚園と認可保育園とが連携し、一体的な運営を行うタイプの認定こども園のことです。一方、幼稚園型とは、認可保育園が保育を必要とする子どものために、保育所的な機能を備えた認定こども園のことを指します。

なお、小規模保育事業所・事業所内保育事業所・家庭的保育事業所は、まとめて地域型保育事業と呼ばれています。地域型保育事業では、0歳~2歳の子どもを少人数制にて保育しています。

一時保育

神戸市では、保護者が何らかの事情によって一時的に家庭で保育することが難しい場合、一時保育サービスを利用できます。満1歳から就学前の子どもを対象としています。ただし、市内の認可保育施設に入園・入所していないという条件を満たす場合のみ利用できます。

なお、一時保育の利用内容は、「非定型保育」「緊急保育」「リフレッシュ保育」の3種類に分けられます。非定型保育とは、保護者の就労や技能習得学校への通学などの理由で家庭での保育が困難となるケースを指します。

緊急保育とは、保護者の病気や出産、冠婚葬祭などの事情で一時的に家庭での保育が難しいケースのことです。リフレッシュ保育とは、育児での心理的・肉体的負担を軽減する目的での保育を指します。

それぞれ利用可能日数や利用料が異なります。気になる方は、神戸市のホームページから確認してみましょう。

ファミリー・サポート・センター

ファミリー・サポート・センターとは、子育て中の方が急な用事や仕事などで子どもの世話が難しいときに、地域の協力会員がサポートする有償ボランティア活動のことです。センター事務局に相談することで、協力会員の紹介を受けられます。

ファミリー・サポート・センターの利用には事前登録が必要ですが、入会金や会費は無料となっています。依頼の際には、1時間あたり700円もしくは800円の利用料がかかります。

保育サービスコーディネーター

神戸市では、保育施設の利用を希望する家庭の相談に対応する専門のスタッフ「保育サービスコーディネーター」を配置しています。個々の家庭状況に応じて、最適な保育サービスを紹介してもらえます。

神戸市には幼稚園や保育園のほかにも子どもを預けられる施設がいくつかありますが、聞き馴染みのない施設も多く存在します。保育サービスコーディネーターは、施設についてのくわしい情報を把握しているので、保育サービスに関する不安や悩みを解消できます。

子育てリフレッシュステイ

「子育てリフレッシュステイ」とは、病気や出産に困った際や一人でゆっくりしたいときなどに一定時間子どもを施設で預かるサービスのことです。一定期間預けられるショートステイと一日の内一定時間預けられるデイサービスの2種類があります。

子育てリフレッシュステイは、市内の児童養護施設や乳児院、母子生活支援施設などで実施されています。なお、利用回数は月10日以内となっています。

妊娠・出産に関する補助金

神戸市の妊娠や出産に関する補助金について紹介します。

妊産婦タクシー利用券

神戸市では、妊娠の届出を行った方に対して、「妊産婦タクシー利用」をプレゼントしています。500円券を10枚支給しており、妊産婦本人のみ利用できます。

有効期限は交付日から14か月後の末日までとされており、期限内であれば出産後も利用可能です。

出産育児一時金

国民健康保険の加入者は、出産時に出産育児一時金として50万円を受け取ることができます。ただし、産科医療補償制度に加入していない医療機関で出産した場合は、48万8,000円となります。

また、直接支払制度を利用することで、医療機関での窓口負担を軽減できます。直接支払制度とは、出産育児一時金の範囲内で、実際に出産にかかった費用が直接支払われる制度のことです。

この制度を利用することで、高額な出産費用をあらかじめ用意する手間が省けます。ただし、出産育児一時金の支給額を超えた場合は、実費で支払う必要があります。

こべっこウェルカムプレゼント

「こべっこウェルカムプレゼント」とは、神戸市で生まれた赤ちゃんに対して神戸ゆかりの品をプレゼントする神戸市独自の取り組みのことです。第一子に対しては10,000ポイント、第二子には15,000ポイント、第三子には30,000ポイントが贈呈されます。

内容によって多少差はありますが、1ポイントあたり1円相当の価値があります。ポイントに応じて、ベビー雑貨やおもちゃ、消耗品など、神戸市ゆかりの品々の中から自由に選べます。

子育てに関する補助金

神戸市の子育てに関する補助金について紹介します。

児童手当

神戸市在住の0歳から15歳までの子どもを対象として、児童手当を支給しています。所得や子どもの年齢に応じて支給月額は異なります。

手当額の計算には、前年1年間の所得が適用されます。支給日は毎月6月・10月・2月の10日とされており、4か月に一度にまとめて指定の受給者名義の口座に振り込まれます。

こども医療費助成

神戸市に住んでいる0歳から高校3年生までの子どもは、医療費の一部または全部の助成を受けられます。子ども医療費助成には、所得制限などは設けられていません。

助成を受けるためには、申請が必要となります。資格が認定されると、受給者証が交付されます。医療機関の窓口で受給者証を提示することで、医療費が軽減されます。

ひとり親が対象となる補助金

神戸市のひとり親が対象となる補助金について紹介します。

児童扶養手当

離婚などの事情で子どもを一人で育てているひとり親の方は、児童扶養手当を受けられます。支給額は、扶養義務者の所得に応じて定められます。

なお、児童扶養手当を受給するためには、申請者本人による手続きが必要です。

ひとり親家庭等医療費助成

神戸市では、ひとり親を対象として、医療費の一部または全部を助成しています。助成を受けるためには申請が必要となります。資格認定後、受給者証が交付されます。

ひとり親家庭等医療費助成の対象者は、母子家庭の母と子、父子家庭の父と子、両親がいない子です。

まとめ

今回は、神戸市の子育て支援や補助金などの情報を紹介しました。神戸市は、おしゃれな街として人気がありますが、市を挙げて子育て支援に力を入れていることから、ファミリー層の移住におすすめのエリアです。

神戸市は、幼稚園や保育園だけでなく、認定こども園や地域型保育事業など、保育施設が充実しています。また、幼稚園や保育園に通っていない子どもを育てる保護者は、用事や育児疲れなどで保育が難しい場合に、一時保育やリフレッシュステイなどを利用できます。

そのほかにも神戸市独自の取り組みとして、「こべっこウェルカムプレゼント」や「保育サービスコーディネーター」などを実施しており、子どもを育てやすい環境が整っています。

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