大学生初めての一人暮らしで気をつける点などをご紹介!

       

公開日:2023/10/19

大学の進学をきっかけに、一人暮らしを考えている方は少なくないでしょう。

一人暮らしのよいところは、誰にもしばられることなく自由に生活できる点です。すべて自分で管理するため大変なことも多いですが、楽しいこともたくさん待っています。しかし、一方で物件の選び方や毎月かかる費用など、気になる点も多々あります。

そこで今回は、大学生がはじめて一人暮らしをするうえで気をつけるとよい点などをまとめてみました。

賢い間取りの選び方

はじめての一人暮らしは、楽しみと不安でいっぱいです。なにを基準に部屋選びをしたらいいのか、家賃はどのくらいが理想なのか、気になることも多いでしょう。

まずは、失敗しない間取り選びについて紹介します。

最適な広さを知る

一人暮らしの間取りは、ワンルーム・1K・1DKが一般的です。大学生のうちはコンパクトな間取りのほうが生活しやすく、家賃も抑えられるでしょう。なかでも1Kはキッチンと居室がわかれているので、冬は寒さを防げますし、料理のニオイもこもりにくくなります。

もちろん相性もあるので、どの間取りがベストかは内見をして決めるのがおすすめです。それぞれの間取りの違いについては、以下を参考にしてみてください。

ワンルーム(1R)はキッチンや玄関に仕切りがなく、ひとつの部屋で構成された間取りになります。家賃も安めなので大学生の一人暮らしに最適でしょう。

1DKは、3つのなかでもっとも広い間取りになります。ダイニング+キッチン+居室が独立しているので生活スペースをしっかり確保でき、来客も呼びやすいのが特徴です。ただ家賃が少々高めなので、大学生の一人暮らしにはあまりおすすめしません。

ほかにも、リビング+ダイニング+キッチン+居室がある1LDKもあります。1DKよりさらに広くなり家賃も高くなるため、金銭的に余裕がある方や荷物が多い方に適しています。

部屋探しのタイミングを知る

物件選びは、意外にも時間がかかります。そのため、予定どおり入居できるとは限りません。入学式に合わせてなるべく早めに決めるようにしましょう。

ベストなタイミングは、入居予定日から1~2か月前です。たとえば、3月に引越しをしたい場合、1月頃から部屋探しをするのがよいでしょう。

実家から一人暮らしをする方は、引越し日の1~2週間から荷物をまとめると慌てずに済みます。

人気の条件とは?

部屋探しをするうえで、知っておくと役に立つのが「人気の条件」です。たとえば、バストイレが別になっている物件や日当たりのいい部屋、駅近などが挙げられます。女性の場合、2階以上の部屋を希望する方も少なくないでしょう。

これらは人気条件なので競争率も高く、魅力的な物件はすぐに埋まってしまいます。部屋探しをする前にまとめておくことで、比較的スムーズに希望の物件と契約できるでしょう。

必要なもの・費用を知っておく

ここまで、一人暮らしをするうえで重要になる「間取りの選び方」を紹介しました。次に気をつけるべき点は「必要なもの」「毎月にかかる費用」です。大学生は社会人と違い安定継続した収入がないので、きちんと計画を立てながら賢く一人暮らしをしましょう。

必要なもの

生活に欠かせないのが家具・家電・日用品です。一人暮らし専用の物件であれば家具・家電が一式付いているところもありますが、それ以外はすべて自分で用意することになります。

家具・家電は、冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機・寝具などが一般的です。春頃になると家電量販店やインテリアショップで大学生の一人暮らしコーナーが設けられるので、なにを準備したらいいかわからない方は参考にしてみるとよいでしょう。日用品は、バスグッズ・キッチン用など毎日使うものになります。

またエアコンや照明器具が付いていない物件は、これらも自費になるので注意しましょう。ユニットバスならシャワーカーテンも忘れずに購入してください。

毎月かかる平均費用

どんなに家賃が安い物件でも別途初期費用が必要になるため、それを踏まえたうえで資金計画を立てなければいけません。大学生の一人暮らしの場合、社会人よりも金銭的な負担は少ないとはいえ、それでも約50万円が初期費用の相場になると言われています。

もちろん相場は物件によって変動します。少しでも安く抑えたいのであれば、家賃が安いところを選ぶかお得なプランがあるところを選ぶとよいでしょう。

ちなみに、初期費用の内訳は、敷金礼金・保証料・仲介手数料・修理費分担金・保険料・家賃(+前家賃)が含まれます。物件によっては鍵交換費用や補償付帯費、一時金などがかかるところもあるので注意してください。

毎月の生活費

全国大学生活協同組合連合会が実施した2022年の「第58回学生生活実態調査」によると、1か月にかかる大学生の生活費は家賃を含めて約12万円という結果になっています。

家賃・食費が大半を占めており、教養娯楽費・日常費・交通費・携帯代などそのほかの出費はそれほど大きくありません。娯楽費を節約すれば、さらに安く抑えることができるでしょう。

かならず内見をする

間取りの選び方や毎月にかかる費用、必要なものについて紹介してきましたが、内見も忘れてはいけません。大学が物件を紹介してくれる場合もありますが、自分で探す場合はかならず内見をし、納得した物件を契約するようにしましょう。

ここでは、内見をするときの注意点やほかの選択肢について紹介します。

内見での注意点

内見は、ただ部屋の雰囲気や間取りを見るだけではありません。入居後、失敗しないように周囲環境や夜の騒音、収納、水まわりなどもきちんとチェックしておきましょう。

まず部屋は、広さ・照明の有無・天井の高さ・コンセントの位置などを確認します。どんなに住み心地のよさそうな間取りでも、収納が少なかったりコンセントの数や位置が満足できなかったりすると、住みはじめてから後悔する場合があります。

周囲環境や防音性は、昼間に確認するだけでは意外とわかりにくいものです。学校や会社から帰宅した時間帯に再度内見することで、音の響き具合が判断しやすくなるでしょう。壁の薄さが気になる方は、壁をノックするように叩いてみて、反響するように軽い音がすれば防音性は低いと思ってください。

また内見するときは、筆記用具だけでなくメジャーやマスキングテープなどを持参するとより詳しく調べることができます。担当者に積極的に質問するのもおすすめです。

ほかの選択肢も視野に入れる

大学生なら、学校側が寮(学生マンション)を提供してくれるところもあります。これならわざわざ物件を探す必要もないですし、同じ大学生が住んでいるので生活しやすいでしょう。

ただ、学生マンションは「家賃が高い」のが難点です。門限もありますから、自由に生活したい方には不向きでしょう。それを理解したうえで学生マンションにするか一人暮らしをするか選んでみてください。

ちなみに、学生マンションのメリットは、通学しやすい・設備が整っている・セキュリティ対策万全などが挙げられます。学生しか住んでいなというのも大きなポイントでしょう。合格発表前から入居申込ができるので、よい物件が見つからなかった場合は検討してみてください。

まとめ

大学生がはじめて一人暮らしをするときに気をつけたほうがよい点などを紹介しました。

物件を探すとき、ほとんどの方が「家賃の安さ」で選びがちです。しかし、費用だけで選んでしまうと、住みはじめてから周辺環境の悪さに気づいたり、事故物件だったりとよいことがありません。

大学生生活を満喫するためにも、間取りの選び方や毎月かかる費用、内見の重要性を知って賢く物件選びをしましょう。なかなか理想の物件と出会えない方は、学校側が提供している学生マンションもおすすめです。

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